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メダカの飼育法~初心者の飼い方~

脊柱骨等から見たメダカの分類

脊椎骨で体長が決まる

体の内部、脊柱骨から見たメダカの分類はどうなっているのでしょうか。ダツ目魚類の胴体の長さは、脊椎骨の数が多いことを反映しています。例えば、胴体の最も長いダツ(ハマダツ)はその数87から93本。サンマは62本から69本。サヨリは59本から63本。トビウオは44本から48本。そして胴体の最も短いメダカは27本から32本と脊椎骨でそれぞれの体軸が構成されています。さらに言うと、脊椎骨は腹椎骨という助骨を支える椎骨(サンマでいうハラワタの部分)とその後部の血管棘を有する尾椎骨とに分けられるのですが、これらダツ目魚類の胴体の長さは腹椎骨が多いか少ないかで決まります(キリンの頚椎は他の哺乳類と同じ7つで、それぞれの頚椎が長くなることによってあんなにも長い首が達成されているのと対照的です)。おそらく、腹椎骨を形成する遺伝子は共通で、発生初期におけるそれらの発現量や発現するタイミングがほんのわずか異なるだけなのでしょう。同じ食材で同じ料理をつくっても、つくる人によってまるで別物になることがあるのと似ています。あごにせよ、胴体の長さにせよ、メダカとその他ダツ目魚類は、見た目ほど実質は大きく違わないと言えるでしょう。

メダカの起源に迫る

東南アジアに分布するニードルガー。大きさは20センチ程と日本のメダカの何倍もの大きさに成長し、長い口で獲物となる魚を捕らえる肉食魚です。このように外見・生態とも全く違う魚でもあっても纏絡糸のついた卵を産むなど日本メダカと共通の特徴を持っていますし、DNAを調べると遠い親戚であることが分かるのです。DNA解析によると、メダカ科はダツ目の中で最も初期に分岐したと考えられています。化石の情報が少ないので、メダカとその他ダツ目の共通祖先がどのような姿をしていたのかははっきりとわかっていませんが、ダツ目に近縁のトウゴロウイワシ目やカダヤシ魚類(これら3目を合わせてトウゴロウイワシ系と呼びます)にあごが発達したり胴長のグループがいないことから考えて、メダカとダツ目の共通祖先は突き出たアゴや長い胴体をもっていなかったと考えるのが自然です。しかし、興味深いことに、現存種の中には短いながらもあごの発達したメダカや、ダツほどではないけど胴の長いメダカがいますし、反対にアゴや胴体が短いサヨリのグループもいます。こうした中間的な形態の魚を研究することによって、メダカの起源について何か新しい事実が今後明らかになる可能性もあるのです。


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