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メダカの飼育法~初心者の飼い方~

メダカの保護

なぜメダカは減ってしまったの?

メダカはもともと、水田を中心として分布を広げてきた魚です。
しかし、稲作が大規模に行われるようんあると、除草剤や農薬が使用され、それによって直接メダカが死んだり、もしくはエサとなる生物が減少してしまうことにより、メダカの生息数は減少してしまいました。
また、私達の生活から出る生活排水によって、川や池の水が汚れたことによる減少もあります。さらに、水田や湿地のような場所については、開発のために埋められてしまい、生息地そのものがなくなってしまうというケースも多く見られます。

そのほかにも、北アメリカから移植されたカダヤシと生活空間が競合することによって減少した場合もあります。
これについては、直接メダカの稚魚などが捕食されることもありますが、餌生物の取り合いによるものも考えられます。さらに、カダヤシは仔を産む卵胎生なので、産まれたときにはすでにメダカの仔魚よりも大きくて遊泳力も強いため食べられ難いのに対し、メダカは卵、仔魚ともに食べられやすい面があります。
また、農地の改良に伴って水中の障害物が減少したり、水路の側面や底面が平坦になり、水が一定に流れることによって流れの緩やかな場所が減少し、住む場が減少してしまったなどの原因もあげられます。
このように様々な理由でメダカは数を減らしてきたのです。

むやみな放流はよくない

メダカは青森県から琉球列島までの日本と、朝鮮半島、台湾、中国大陸の一部で見られる魚です。
このように広く分布していますが、遺伝的には4つの異なる集団があることが知られており、そのうちの2つが国内に分布しています。

これらの2つの集団はしりビレの条数など、形態的な差異があるとも言われています。最近になってメダカが各地で姿を消していることから、ペットショップで購入したメダカを繁殖させ、それを自然界へと放流する人や団体があります。ひどいときには、ペットショップで販売しているヒメダカなどの改良種を放流していることすらあります。
このような改良メダカを放流することは論外だとしても、産地のわからないメダカを放流することは先ほど述べた集団のものが入り混じってしまい、遺伝的な分布の混乱につながってしまうのです。

また、少数の個体から繁殖させたものは、どれも同じような遺伝子を持った個体になりやすくなります。このような個体を放流することによって、その地域のメダカの遺伝的な多様性が失われてしまう可能性も考えられます。
もちろん、その水域にいたメダカがすでに絶滅したという場合にはしかたないのかもしれませんが、その場合でもその水域周辺の個体群を利用するなど、できうる限りもといたメダカに近いものを放すべきでしょう。
ただ、このような場合にも勝手に放流するのではなく、きちんと専門家を交えて生態系への影響なども考慮し、記録を残すような放流をすべきです。
このような放流事業は、メダカの保護にとって最終的な手段と言えるでしょう。


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