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メダカの飼育法~初心者の飼い方~

メダカの生態

メダカの暮らす場所

本来メダカは灰色の体をしていますが、ペットショップなどでは品種改良された黄色のヒメダカが販売されていることから、これがメダカだと思っている子供も少なくないようです。
特に最近では、メダカの住める場所が少なくなり、自然界で姿を見ることがめっきり減ってしまいました。特に、都会ではほとんどその姿を見ることができません。

そもそもメダカは、どのような場所生活していたのでしょうか?
実は、メダカは水田稲作とともに生息地を広げたといっても過言ではないほど、水田と関わりの深い生き物です。
メダカがよく見られるのは、水田脇の用水路や小川、ため池などです。大きな河川でも比較的流れの緩やかな場所では姿を見ることができますが、多くの場合は水田の周辺です。
そのためメダカの学名であるオラジアス・ラティピスはイネの属名であるオラジにちなんだものとなっています。
つまり、メダカはゲンジボタルのような水棲ホタルと同様、人間が農耕することによって良好な生息環境が維持されてきた生物のひとつだと考えられるのです。
稲作が行われている地域では、水田脇の用水路、それにつながる細流や小川、ため池などが主な生息地となります。このような場所でもメダカが生活圏としているのは、比較的浅いところが多いのです。

池のような場所では、池の中央に集まることはあまりなく、周囲の浅い場所に群れているのが多くみられます。人影を見るとすぐに沖へと逃げてしまいますが、静かにしていると戻ってきます。
ほかにもメダカは湿地で見ることができますが、この場合ごく浅い場所に生えた植物の間で暮らしています。
これらの場所で、メダカは動物プランクトンや落下昆虫、他の魚類の仔稚魚、底棲生物などの動物質や、植物プランクトン、藻類、浮き草の根などの植物質といった様々なものを食べているのです。

多様性のある環境を好むメダカ

メダカが安定して生活している場所では、水草が繁茂したり、水際の陸上植物が川面に垂れ下がっているのがよく見られます。
このような障害物は外敵となる生物から身を隠すだけでなく、メダカが産卵する場所にもなります。また、水中に障害物がたくさんあることで構造が複雑になるため、そこに様々な底棲生物が生活するようになり、メダカのエサが増えることにも繋がります。

それだけでなく、河床や側面が複雑だと、水の流れが複雑になって場所によって速くなったり遅くなったりします。
このような多様性のある環境であれば、流れの緩やかな場所を好む生物、速いところを好む生物など様々な種が同じ水路で生活することが可能となります。

また、陸上植物が川面に垂れ下がるような場所ではさらに流れに多様性ができるだけでなく、陸上の小さな昆虫類が川面に落ちやすくなり、これもメダカにとってはよいエサとなります。
多くの場合、このような場所は水田の用水路やそれに続く小川なのです。


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