menu

メダカの飼育法~初心者の飼い方~

医薬品開発にも活躍するメダカ

催奇形性・発ガン性などのテスト

医薬の場合には、市販に先立つテストの一つとして、服用によって奇形発生の恐れがないかどうかのチェックが哺乳類について義務づけられています。
しかしその前段階として、メダカのように体外で発生の進行する動物を用いて予備実験の試みがなされることがあります。またOECDやアメリカでも、工業用または農薬などの有毒性に対し感受性の高い魚の胚期での毒性テストを提案しています。

一方、水溶性物質のもつ発ガン性テストにもメダカは用いられるようになりました。
これは比較的短時間で発ガンのおこる点で有用性が高いといえます。ただし、メダカのテストでマイナスの結果が出たからといって、その物質に発ガン性が無いとは結論できません。
逆にメダカのテストでプラスの場合には人に対しても発ガン性のあることが強く疑われることになるのです。

これらのテスト用としてのメダカの利点は、結果が早くでることと、比較的小規模な施設でテストを実行できることにあり、最近の近交系メダカの確率により、他種の魚では、遺伝的背景のしっかりしたものが用いられないという不完全さを補うことができるのです。
このほか、感受性の高いテストとして、魚の行動を目標にした科学物質のチェックも行われています。
これは魚が忌避反応を起こしたり、産卵行動を中止したりするような物質は有害である恐れが高いというものです。

有害物質の作用機作の研究

いろいろな有害物質がメダカにガンや奇形をおこさせたり、致死作用を示します。
作用の仕組みも多くの研究者によって調べられている真っ最中で、とてもその全貌を説明するには至っていません。
特にカドミウムや有機水銀を中心に、研究室や国立公害研究所ではおもしろい成果が上がっています。

たとえば水銀の毒性はその時に水中に共存する陰イオンの量と質によって大幅に変わることや、カドミウムはメダカ胚の脳神経系に不可逆性の大きなダメージを与えること、性差があること、近交系の系統によって感受性に差があること等に多くの減少が知られたのです。
また、細胞のレベルで有毒物質に晒された時に、特別なタンパク質が誘導されることも知られ、哺乳類の場合との相違点と類似点も研究されています。

これらの魚類毒性学、魚類病理学には大型のコイなどを利用するほうが便利な課題も多いのですが、またメダカのような小型で近交系と培養細胞とか確立された材料が不可欠な課題もあるのです。
環境科学の一部としてこの種の研究を実施する場合には、目的意識をしっかり持っていなければわき道にそれてしまったり、藪の中に入る恐れがあると、研究者たちは常に自問自答しているようです。


おすすめアクアリウム用品通販サイト
メダカの臭い対策!お部屋が生臭い時にやる事!


関連記事

Top