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メダカの飼育法~初心者の飼い方~

季節による違い

春の暮らし

かつての水田は、早春に水がはられ、イネの苗が植えられる前にはタニシがうごめいたり、水がたまった場所にはツチガエルなどの幼生が大量に発生する様子が見られました。
続いてイネの苗が植えられる頃になると、ワムシやミジンコが大量発生したり、ホウネンエビやカブトエビといった生物も発生します。

この頃にメダカなど様々な魚類、中には大型のナマズまでも小川から水田に入って、産卵をしていました。
イネの株が成長し水田の表面に日陰ができる初夏の頃になると、メダカ以外にも、ホトケドジョウ、ドジョウ、フナを始めとした魚類の稚魚が、水田のあちこちで見られるようになります。

これらの稚魚は、先に発生しているミジンコ、ワムシ、イトミミズなどを捕食して成長していきます。春は水辺の生き物達にとって生命活動がスタートする季節なのです。

夏の暮らし

夏になると水田の水温が著しく上がるため、それまでに遊泳能力をつけ、周辺の用水路や小川へと移動していきます。
この頃には水田へ水を導入している流れ込みに、その年に生まれた魚たちが大量に集まっていることがあります。

かつては、そういった場所では農家がドジョウを落とし込む簗(やな)を入れたり、カワセミやサギなどの鳥が集まって魚たちを食べている光景がよく見られたのです。
また、盛夏を過ぎることになるとメダカ達の繁殖行動は数が減っていき、少しずつ秋へ向けての準備の段階に入っていきます。

秋から冬にかけての暮らし

さらに季節が進み、水田の水を落としてしまう初秋には、用水路の水位もずっと下がってきます。

この時期になると用水路にはその年に水田や周囲の水路などで繁殖したメダカが、大群を作って遊泳していることがあります。
アミでそっとすくうと、ひとすくいでソフトボールぐらいの大きさのメダカ玉ができることもあるほどです。このメダカたちは用水路の比較的流れのない場所で越冬し、翌春になると用水路やそれに続く小川、水田、池、湿地などに散って繁殖するのです。

水槽で一年中同じ環境でメダカを飼育していると、ついこのような季節の移ろいによって生活を大きく変化させながら厳しい自然界を生き抜いている野生のメダカ達の存在を忘れてしまいがちです。
飼育者として水槽で上手に飼うための知識や技術を勉強し、優雅に泳ぐメダカ達の姿を眺めるのももちろん楽しいですし、やりがいのあることなのですが、たまには郊外に繰り出して、野生のメダカ達が逞しく生きる姿を観察してみるのもいいでしょう。


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