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メダカの飼育法~初心者の飼い方~

薬品開発とメダカ

急性・慢性毒性のテスト

現在、工業用、医療用、農薬用をはじめいろいろの目的のため、おびただしい数の新しい化学物質が合成されつつあります。
これらの物質を実用に用いるためには、その毒性がどの程度のものかをあらかじめ調べなければ市販できないことが、法的に定められていることは言うまでもありません。

工業用には国際的にOECDの基準もあります。
そして毒性試験方法の基準も厳しく定められているのです。最も厳しいのは医薬ですが、医薬毒性テストでは、直接メダカが基準として用いられるわけではありません。
しかし、大まかに多くの物質の毒性をテストする際の、予備テスト用、またはスクリーニング用として利用するのに適した点があるのです。

これに対して水溶性の農薬や工業用化学物質のテストの際には、公式にメダカもテスト用生き物としてあげられています。
現在ヒメダカは、日本の国内では農薬取締法にもとづいて作られた「魚類に対する毒性試験法」、JISの「工場排水試験方法」、「魚介類の体内における化学物質の濃縮度試験」など法的根拠をもった生物試験の材料の一つとして用いられることが決められています。

そればかりでなく、OECDの出している「生態影響試験テストガイドライン」でも供試魚の一つとされている他、アメリカでも多くの研究機関で日本のメダカなどを用いた蓄積性、急性、慢性毒性のテストを課しています。
しかしこれらの場合使用するメダカの系統を指定するまでには至っていない現状です。

具体的なテスト内容

急性毒性テストでは、一定度の魚をあらかじめ試験室の条件に慣らした後、試すべき物質をいろいろの濃度で含む止水または流水中で特定の条件で飼育し、24、48、96時間後の死亡数を数え、50%致死濃度または中央耐性限度を求めるものです。

慢性毒性テストでは最低14日、必要に応じて一ヵ月後の死亡数を数えるもので、OECDのガイドラインでは、一つの濃度に対して最小限10匹の魚を用いることとしています。
国立公害研究所ではこれらのテスト用として、どの系統のメダカが適当であるかを調べました。重金属や数種の農薬等に対する耐性は系統によって異なるし、またデータの安定性もいろいろです。

その結果HO5系の近交系が有用であるという結論に達しました。
これらのメダカを利用するテストは、わが国でもいくつかの専門業者や薬品会社において実際に行われ、化学物質の安全性のチェックに一役買っています。
また工場排水の貯水池などにメダカを放し、これらのメダカの健康状況を一つの指標として、汚水防止に役立てることもできるのです。


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